まるでラーメン日記2

色々書きます

サマータイムレコード

 

お久しぶりです。

みんな、最近イントロが流れた瞬間泣きながら頭を抱えたり、叫びながら転がり回ったり、してる??

ちょっと大袈裟かもしれませんがそんな曲がある人も少なくないと思います。

最近じゃライブは配信、特典会はオンライン、現場があっても無言で飛び禁ソーシャルディスタンス、おまけにドリチケはなんの風情もないそのままのペットボトルと交換されます。本当に頭を抱えるしかありません。

あのプラスチックのカップが好きで、ドリチケ600円のうち500円があのカップだと自分の中では思っているのでペットボトルなら100円でいいだろってなります。低まりますわぁ〜

そんな話は置いといて、感染対策ばかりで"高まる"機会が極端に減ってしまっても尚、いつの間にか奥の方に刻まれていた"高まり"がふと出てしまったときの話です。

 

しっかり夏の日、ちゃんと風俗に行きたいと思ってシティヘヴンネット、電話で女の子の予約をして送迎車も頼みます。一直線。

夕方、俺たちの上野駅入谷口、乗り込むのは仕立てのいいスーツを着た運転手がドアを開けてくれるピカピカのセダンでも、高級志向のミニバンでもなくより多くのヒトとモノを乗せることだけを考えて作られたシルバーのデカいワゴン車です、ドアなんか開けてあります

格安ソープの門戸の広さが送迎車からも伺えますね、そういうところ好き!!

運転手「お名前と店舗名、予約した女の子の名前をお願いします」

もしかしてだけど今、お名前と店舗名、予約した女の子の名前をお願いします って言った?…

自分の名前くらいで許してもらいたいところでしたがこんなとこでモジモジしておじさんにナメられるワケいかないのでしっかりめに名前と店舗名、予約した女の子の名前を伝えて乗車します、ナメられたくない、すでに丸裸です。そんなことある?

 

発車時刻前でしたが自分が最後だったようで男性3人を乗せたワゴン車が出発進行です

「俺もいつかは…」そんなことを考えながら路肩に停めてあるピカピカのセダンと黒光りアルファードだかベルファイアを眺めながら入谷方面に走り出します

上野から入谷は結構すぐつきます、お金を払って待合室に通されます、謎にいちご100%シャーマンキングとある科学の超電磁砲の漫画が置いてありました、全巻

いちご100%、懐かしい〜となったのですがこっちはこれからいちご換算するなら2000%、パンチラ?ノンノン全部脱ぐし入れちゃう、だから用はありません

自分は西野が一番すきです。

 

少しすると番号を呼ばれて女の子と対面します、いや普通にかわいい、かわいすぎないのが良い塩梅で、めちゃ良いです

部屋に案内してもらって服を脱がせてもらって服を脱がせてあげて、身体を流してもらって一緒にお風呂に入りました。

プレイの内容なんかどうでもよくて、そういえば待合室にいたときからずっと店内でボーカロイドの曲が流れていてました、天ノ弱とかセツナトリップとか、ちょうど世代の曲で、当時PSPニコニコ動画を見ていたことを思い出してなんだか懐かしくなりました

 

プレイ内容はどうでもいいので色々舐めたり舐められたりして、なんだかんだ腰を振っていたら聞き覚えのあるイントロが聞こえてきました

これは絶対に一番好きで一番聞いた曲、それはどうも簡単に思い出せやしないようで、このドラムが入ってくるところが最高で、知ってる知ってる、なんだっけ…

 

サマータイムレコード 

 

思い出した瞬間窓もない薄暗い風呂場のすぐ横にベッドがあるだけの部屋に青空が広がります

 

カゲロウプロジェクト って知ってますか?

 

説明するのがめんどくさいので知らない人はここから先は読まなくて大丈夫です。

カゲロウプロジェクト、カゲプロが一番アツかったとき、本当にギリギリ中学か高校くらいでニコニコ動画がめちゃくちゃ勢いがあって

ボーカロイドも勢いがあったのですがまだ今ほど市民権を得てはいない状況で、カゲプロ関連の動画も流れてくるコメントを眺めているとなんだか世の中での評判はあまり良くないみたいで、隠していたというわけでもなかったのですが1人でずっと聴いていました

自分が好きなものが嫌いな人だっているし、その逆だってあるし、でも誰が嫌いでもそれは自分も嫌いになる理由にはならないし、そんなことをする必要は無くて

自分が好きならそれでいいから、わざわざ友達の前とかインターネットでデカい声で好きな物の話をしなくてもいいなと思うようになりました

もともと外向きな性格ではなかったのですがこのあたりから内向的な性格に磨きと捻りがかかった気がします

そのまま10年以上長く鋭く磨かれ捻れに捻れてインターネットで他人を攻撃するロンギヌスの槍みてぇなオタクになってしまったのはまた別のお話。

今でも好きな音楽とか趣味の話を振られるのが好きじゃなくて、面倒なので会社で休みの日になにをしていたのか聞かれても寝てたことにしています。

そんなことや当時の中学高校のときのこと、休み時間に便所でスクフェスやってときのこと、実家にあるカゲプロのアルバムとか、そういえばkemuのアルバムも買ったなぁ…イベントで推しメンが夜咄ディセイブ歌ってたな…とか、あのときから今までのこと、幻みたいな色んなことが頭に浮かんではしぼんでいきます

「ああぁぁぁ〜…」

考えているうちに完全に無意識に声が出ていました、イベントで好きな曲が流れたときの、最近では感じることのなかった懐かしい感覚でした

 

ただ、声が出てしまった直後から女の子の声のテンポとボリュームが明らかに上がったことに気付きました

どうやら「イキそうだな」と思われたようで、"イキへの誘導"が始まったみたい、でもこっちはまだそんなイキそうなワケでもない…

それでもなんだか男として、上がってしまった女の子の喘ぎ声のテンポとボリュームを下がらせるわけにはいかない

どちらかと言うとこっちが刀で、何とは言わないけど刀的には鞘に収まっているのだけれど、一度抜いた刀を鞘に収めるバツの悪さは知っているし、そういう気持ちになってほしくはないので、まぁ最終的にはヌいてもらうんですけど…

「イキにいかなければならない」と感じました、後にも先にもあんな置きにいったイキはないと思います。お人好し、こっちは客なんだけどなぁ

ガッツリイキに行ったので無事イクことができました、まだサマータイムレコードが流れる部屋でイキ後の息を整えます

「気持ちよかった〜」女の子がキスをしてニコリと笑います、そんなの嘘だって知ってる。

ぼく「フ…」ちいかわ。

 

さっき初めて会ったけど、絶妙〜な丁度よさとか話しやすさとか、ちょっと好きになりそうだったのに、でも仕方ない、ここはお風呂屋さんで、僕と君はどこまでいっても客と従業員だから

それは食事をファストフード店でサッと済ませてるのと一緒で、この後も続く仕事のために効率よくイキそうな客をイかせただけだから、君は悪くない

声のボリュームとテンポなんか上がる前から演技だって分かっていたはずなのに、本当に嘘だとわかってしまったこと、フラッシュバックしてしまった昔の記憶

熱狂する信者のようなファンのコメントと、それを嘲笑うようなアンチとまではいかなくても、少なくとも真っ直ぐではない斜めな人間のコメントが流れる画面

あの頃は熱狂していたはずだったのに、いつの間にか熱狂している人間を嘲笑う側になってしまっていたこと

「嫌だな」と思っていたことを今自分が誰かにしていること

結構お風呂屋さんで女の子を好きになっちゃうこと

長く鋭く捻れに捻れた自慢のオタク槍がまさかの自分に刺さって泣きアニメ

その後のことは「おっぱい押さえながらブラジャーつけるのって漫画みたいでやっぱエロいな」しか覚えていません

 

思い出して終わったって

秘密基地も冒険も

あの日に迷い込んだ話のことも

ひとりぼっちが集まった

子供たちの作戦が

また今日も回り出した

またどこかで

"涼しいね" って言い合った

夏空は透明だ

泣かないように吸い込んで

さよならしよう

秘密基地に集まって

笑いあった夏の日に

またどこかで思い出して

出会えるかなって

 

何度でも描こう